でも、ほんとは心にぽっかりと穴が空いた気分だった。 授業中、放課後、ふとした瞬間に気づけば拓真のことを考えていた。 「それって、もう完全に好きでしょ」 ある日このことを奈緒に話したらそう言われた。 「え・・・・・・・?そ、そうなの?あたし拓真のこと好きなの?」 「え、自分で気づいてなかったの?」 奈緒は呆れた、とでも言いたそうに苦笑した。 ・・・・・・・そっか。あたし、拓真のこと好きなんだ。 だから今こんなに拓真のこと考えてるんだ。