○○彼氏。【完】


────と、これがあたしと拓真との出会いだった。


それからはどんどんとスキンシップは激しくなっていき、そして今の状態にいたるのだ。


「あんたね、ここ日本よ?わかる?JAPAN!!だからそんなアメリカみたいなスキンシップはやめなさい」


「とか言って〜、俺が構わなくなったら寂しくなるんすよね」


そう言って拓真はニッと笑った。


「いいえ、全く。なんとも思いませんので」


あたしがツンとした態度で返すが、


「そんなツンなとこもいいッスよね」


と言って返してくる。