○○彼氏。【完】


「でさー、昨日龍一が〜」


と、毎回お馴染みのノロケが始まり、はいはいと聞き流していると


ドスッ!!!!!


「い゙っ!!??」


背中にすごい衝撃が走ったかと思うと、首に腕が回された。


「やーっと見つけたっ♪」


首だけ振り替えるとそこにはニッコリ笑った拓真がいた。


「ななななっ、何してんのよっ!?」


急いで腕を振り払おうにも、ガッチリ回された腕はそう簡単にはほどけなかった。


「いやー、何年何組か聞くの忘れてて随分探しちゃった」