いつものポーカーフェイスが、俺の言葉で崩れ去る。 そんなことに嬉しさを感じ、俺は笑った。 「だって、さすがにコンクリートの上は痛いし」 ね?と言うと、さらに慌てる菜奈ちゃん。 俺、意外と隠れSなのかも。 そんなことを思っていると、 「・・・・・少しだけなら」 と、予想外の返事が。 「え、ほんとに?」 そう聞き返す俺に、 「うん」 と小さく答えた。