「ううん、なんでもない。それより翔は、プレゼント何が欲しい?」 翔はもうお弁当を食べ終わったのか、蓋を閉じで片付けている。 「んー、プレゼントか・・・・・」 少し考えるような素振りをしたあと、あっ、と声をあげた。 「1日菜奈と一緒に寝れる権」 「・・・・・え?」 予想外の返事にポカンとするあたし。 「ただ寝るだけ。何もしないよ」 いや、そういう問題じゃなくて・・・・・。 「そんなのでいいの?」 「そんなのがいいの」