○○彼氏。【完】


その集団の方を指さしながら秋斗に尋ねると、すぐに駆け出そうとした。


が、次の瞬間。


「こらー!!なにやってんの優希!!!!」


どこからか女の子の声が聞こえたかと思えば、一人の女の子がその集団の中一人でたっている男子生徒の元へ駆けつけた。


「あれだけ今日は喧嘩しないって言ったでしょ!?怪我の手当てするの誰だと思ってんの!!あんたたちも優希に喧嘩売るんだったら別の日にして!!こんなとこでやったらみんなに迷惑かかるから!!」


行くよ!!と言って、女の子は男子生徒の手をとり、何処かへと歩いていった。


当然、残された数人の生徒は呆然としており、しばらくすると正門の方へと歩いていった。


「・・・・・なんか、あたし達いなくても大丈夫じゃない?」


たった今の光景に呆然としつつ秋斗に聞くと、


「確かあの二人も文化祭の役員だ」


と、答えた。