「何ニヤニヤしているんだ、気持ち悪い」
おそらくあたしを叩いた例の物であろうファイルを片手に、秋斗は不審な目をあたしに向けていた。
「きっ、気持ち悪いってあなた・・・・・!!いくらなんでも女の子に向かってそれはないのでは!?」
「べつに、大したことでは傷つかないだろ」
・・・・・甘い妄想を現実にする前に、女の子扱いしてもらわなければ。
というか、これあたしが頑張ったとしても秋斗が振り向いてくれる可能性はあるのだろうか・・・・・。
「お前も、出し物には参加できないとしても準備くらいは手伝え」
どうやらあたしが妄想している間に、みんなは早速文化祭準備に取り掛かっているようだった。

