○○彼氏。【完】

「・・・・・・何したら許してくれる?」


「っ・・・・・」


困ったように眉間に皺を寄せてあたしを見た龍一に不覚にもキュンっとしてしまった。


「え、えーとねー、そうだなー」


ここは普段見れないような頼みを・・・・・・。


「じ、じゃあ、そこから校庭に向かって、あたしにベタ惚れだって叫んで」


半分しないだろうと言う気持ちでいると、龍一はあたしの指さしたほうに歩きだしていた。


ちょっ、本気でするの!?


「ちょちょ、う、嘘嘘!!だからこっち戻ってきて!!」