ふぅ、と秋斗はため息をつき、あたしの頭から手を離した。 「まぁ、ひどくないんだったらいい。無理はするなよ」 めったに聞かない秋斗の優しい声に、あたしはなんだか切なくなった。 志乃が好きなら、あたしのことなんか心配しなくていいのに。 ネガティブなあたしの思考が回り出す。 「いやー、ちょーっと体調がすぐれなかっただけだから!!それより話し合いのことごめん!!」 手を合わせて謝ると、気にするな、との返事が返ってきた。 「別に、お前がいてもいなくても変わらない」