○○彼氏。【完】


「まぁ覚えてないこととか全然気にしてませんけどねっ!!」


少し強い口調でそう言うと、


「なんで覚えてないといけないんだ」


との一言。


こんの、毒舌天然野郎が.....!!


乙女の気持ち、何にもわかっちゃいない!!


ほんと、その性格さえ直していつもニコニコしてればさ、今影でヒソヒソキャーキャー言ってる子達話しかけてくるのに。


「ほんと、損な性格してるよまったく」


やれやれ、とため息を着くと、鋭い目にジロリと睨まれた。


「・・・・・スイマッセーン」


その一言を最後に、あたしたちは黙々と作業を進めた。