彼氏持ち・・・・・ 「なんだ。そうだったんだ」 「そ。あの日も足に使われただけ。でも無神経だったよな。ごめん」 そう言い謝る颯輝に今更ながらすごく申し訳ない気分になった。 「それにさ、こんな大人が一人の女の子に必死よ?遊びで付き合ってたら記念日なんかも忘れてるっつの」 颯輝は軽くあたしのオデコにデコピンすると、優しく笑った。 「で、この指輪、つけてもいい?」 その問いかけの答えはもちろん。 「はい」 そう言って差し出した左手薬指に颯輝がゆっくりと指輪をはめていく。