○○彼氏。【完】

「は・・・・・・何があったんだよ?」



「そうやって・・・・っ、あたしの反応見て楽しんでたの・・・・っ?」



「意味、わかんねぇんだけど」



本当にわかんないという顔をした龍一に対して、だんだん腹立たし思いが沸き上がってきた。


「もうやだ。別れる」



「・・・・・・とりあえず、ここじゃ目立つから場所変えるぞ」



そう言って龍一はあたしの腕を掴んだ。



「離してよっ!!」



「いいから来いよ!!」



「っ・・・・」



振り払おうとするあたしの腕をさらに強く掴んで、龍一は屋上に向かった。