○○彼氏。【完】

「はよ」



そんなときあたしの頭に手を置いて、龍一があたしを覗き込んできた。



「教室入んねぇの?」



何も知らない龍一は不思議そうにあたしを見た。



「・・・・・・ぃで」



「は?聞こえね、」



「触んないで!!」



あたしは頭にあった龍一の手を振り払った。