「えぇ、まぁ・・・・・・・はい」
そう答えながら自分の頬が熱くなるのを感じた。
「あ、照れてるー。かわいー」
口に手を添えニヤニヤしながらあたしを見る志乃さんは兄と同じ年とは思えないくらい大人っぽい。
そんな志乃さんをボーッと見ていると、視線に気づいた志乃さんは「ん?」と首を傾げた。
「いや・・・・・・志乃さんってすごい大人っぽいですよねー。どうしたら大人っぽくなれます?」
あたしは思ったことをそのまま志乃さんに伝えると、少し驚いた顔をしたあと、
「んー、大人っぽくないよ。こう見えても叶多にすっごいわがまま言うし」
と言って眉根を寄せて笑った。

