ど、どこに!? 港!?これから海外に売り飛ばされるのか!? 急いで窓の外を見たあたしの目に映ったのは、教科書や参考書を手に建物に向かってる人々。 そしてあたしが試験を受ける会場だった。 「・・・・・・あ、れ?」 なんだ、試験会場だ。 安堵のため息を漏らすあたしに彼は、 「ほら、急がないと。頑張ってね」 といった。