「ははっ、当たり前。死んでも守るから」


と言うと優希は抱き締める力をいっそう強くした。


「えー?死んだら許さないよ?」


そう言って笑うあたしに、優希は


「じゃあ一生そばで守ってやる」


と言った。


意味を理解すること数秒。


「え、ちょ、それプロポーズに聞こえるんですけど!!」


おそらく今のあたしの顔はゆでダコ状態だろう。


「聞こえるんじゃなくて、そう言ってんの。まぁ、プロポーズ(仮)だけどな」