龍一があたしを好きになってくれたということだけを信じて付き合ってきた。
「・・・・・おい」
龍一の声があたしを現実に引き戻した。
「ん?なに?」
「・・・・・・お前ってよく意識飛ぶよな」
「そっ、そんなことないわよ」
「じゃあ今何考えてたんだよ?」
「・・・・・何も考えてないわよ」
「・・・・・ふーん。ま、あんま考えすぎんじゃねぇぞ」
そう言ってポンッとあたしの頭を叩いた。
「じゃ、もう遅いし帰るな」
「ん。またね」
「おう」
そう言って歩き出した龍一の背中をあたしは見えなくなるまで見送った。
「・・・・・おい」
龍一の声があたしを現実に引き戻した。
「ん?なに?」
「・・・・・・お前ってよく意識飛ぶよな」
「そっ、そんなことないわよ」
「じゃあ今何考えてたんだよ?」
「・・・・・何も考えてないわよ」
「・・・・・ふーん。ま、あんま考えすぎんじゃねぇぞ」
そう言ってポンッとあたしの頭を叩いた。
「じゃ、もう遅いし帰るな」
「ん。またね」
「おう」
そう言って歩き出した龍一の背中をあたしは見えなくなるまで見送った。

