「やっぱ、女の子は男のほうからもしてもらいたいだろうから」 と、恥ずかしいのを我慢してか、目を泳がせながら言った。 「・・・・・・俺だって男だから、触りたいって思うし。そのときはちゃんと俺からするよ」 そう言って顔を真っ赤にする彼は、あたしにとって唯一の、草食彼氏。 ─草食彼氏。完─