そう言葉にすると、
「えぇ!?」
と言って叶汰は顔を真っ赤にした。
「抱き締めてもいいですか?」
そうあたしが聞くと、
「・・・・・・どうぞ」
と、少し視線を斜め下にさげ、両手を広げた。
すかさずあたしはその胸の中に飛び込み、ギュッと抱きついた。
左耳を叶汰の右側の胸にくっつけているような抱き付き方だったから、心臓の音がはっきり聞こえた。
ドクンドクンと速い心音が聞こえ、
「あははっ、ドキドキしすぎ」
と言って叶汰の顔を見ようとしたけど、
「ダメ」
と言う声と共にあたしの頭はまた叶汰の胸に押さえつけられた。

