○○彼氏。【完】


「いや、いいよ。俺もいろいろ不安にさせちゃってたみたいだし」


と、叶汰は苦笑いしながら頭を掻いた。


「ほんとに、キスしたくないわけじゃないよ。ただ・・・・・・何度かしようと思ったけど、恥ずかしくて・・・・・・」


頬杖をついて口元を隠す叶汰の顔は、耳まで真っ赤だった。


「したいとは思う。けどそれ以上に恥ずかしさがあって」


少し眉間に皺を寄せて話す叶汰を、あたしはすごく愛しいと思った。


「どうしよ、今あたし叶汰のことすごく抱き締めたい」