月下美人







そのまま話をしていてもラチがあかないので。

ひとまず、さっきのところに戻ってみた。



「櫻!!」



全員の視線があたしとナオに向く。

え、ほんとどういう状況すか。



「なんにも話ししてないの?」



「まーったくだ。」



直人、あんたねぇ…



ため息しかでないよ。

どーしてくれんのかな。




「ナオ、悪いんだけど話しといてくれるかな。報告書あげないといけないから、帰らないとまずいんだよね。」



「あれは…どこまで話せば?」



「ナオに任せる。それから…瑞季」



瑞季はのほほんと座ってた。

猫かお前!



「あたしが大部分はなしてるから。補足はあんたがしときな。あー、あと。明日会議入ってるから、家戻るの面倒だったら部屋あけとくから連絡して。泊めてあげるよ。」



「うーす。さんきゅ」



うん、帰ろう。
疲れたし報告書つくんないとだし。



「よし、帰るか。」



直人はあたしの手をとって歩き出す。


「そんじゃ青龍。また明日ね。学校遅刻するって俊哉にいっといてー」



あたしはひらひらと手を振り、倉庫をでた。