あたしは小さくため息をついて歩き出したナオの後ろに続く。
直人の顔をチラリとみると、笑ってたから大丈夫だ。
なんかあったらとめるでしょ。
「どうぞ」
あたしはおそらく幹部室である部屋のソファに座らされる。
ナオは真っ直ぐにあたしをみて、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「瑞季も、組織の人間だったんですね…」
瑞季いないからなぁ…
でも、ごまかせないか、さすがに。
「うん、うちの部署に所属してるよ」
ナオは小さく笑った。
「なんとなくそんな気がしてたんですよね。」
おう!?
驚いた。そんなヘマやったかなぁ…
「いや、確信ってわけじゃないんですけど…。瑞季は人にあんまり懐かないのに麗亜さんにはベタベタでしたから。」
あーー…なるほど。
そりゃバレるわ。
「麗亜さん、もうひとつきいてもいいですか?」
「回りくどいよ、言い方が。そのためじゃないの?あたしだけを呼んだの」
ナオはばれてましたか。と苦笑い。
