んー…まだ迷ってるか。





「本来ならこういうのはあたしと直人と頼で片付けるんだけどーーー…青龍が信用ならないなら、兄貴を監視係でつけるよ。青龍出身なら安心でしょ」



兄貴はいったらくるだろうし。

親父に連絡したらいい話だ。





「お前ら、麗亜たちに任せていいか?」



タツがこの場にいる青龍全員に問いかける。




「失敗のリスクは?」



ナオは一番冷静だね。



「ゼロだよ。あたしと直人、頼がいて失敗なんてありえないし。」



再び沈黙。

青龍って無口キャラばっか?




「俺はいいけどね。櫻に任せて。」




瑞季は笑った。

んー…なんか懐かれたんだか、
探られてんだかよくわかんないな…




「仕方ねぇな、麗亜たちに任せる。ただし、俺たちにもできることがあるならさせてくれ。あくまで青龍だ」



「了解。」




うし、まとまったからね。




帰ろう。




「じゃ、後ほど。なんかあったら連絡する」







と教室をでて、バイク置き場に向かった。


どーせ紅蝶の連中は先に情報つかんで
あたしを待ち構えてるだろうから。




そーゆーとこはしたたかなんだよ、
うちの仲間たちはさ。



ま、ぶっちゃけた話、
紅蝶幹部みんな組織には
関わってるからね。



働くとなれば別だけど、
手伝いくらいのことはしてるし。





、ほんっと頼りになる仲間だ。