「ね、神様の名前は何て言うの?」 「む。神のワシに名前なんぞない。皆好きに呼び、好きに思いを馳せる。それが神というものだ。」 中学生になったばかりの私には、神様の言うことはあまり理解できませんでしたが、どうやら神様には名前が無いということだけは分かりました。 「じゃあ、私が名前、つけても良い?」