「香奈さんも少し疲れているんだよ。休みなさい。…桜は私が探してくるから。」 「………私はあの子を追いかけることもできないんですね…」 「バカな真似はよすんだよ。先程みたいにベッドから落ちて私が見つけなかったら……気が気じゃない。心配なんだ。安静にしててくれないか?桜は必ずここへ連れて来るから。」 私はどこへ行けばいいのか、どこに隠れるべきなのか戸惑っていると… ガララ… 「……桜?」 ――見つかってしまった。