二重人格君と、秘密の同居始めました。







「………駄目だって…ばぁ!!!」

私は勢いよく、ヨッシーを突き飛ばした。



「ぅわっ!」


ドサッと床に倒れるヨッシー。
それと同時に、壁に頭をぶつけてしまった。




「………?ヨッシー?」

「………」


話しかけても目を閉じたまま動かない。


…っちょっと!!
かなり不安なんだけど、この状況―っ!



「……死、んでない…よね…?」


サァーと血の気が無くなるのが分かる。




「ちょっと、ヨッシー大丈夫…「すー…」


……んん?


意外にも可愛らしい寝息がきけえ、すぐに寝ている事に気付いた。