二重人格君と、秘密の同居始めました。







「よし!上がったぞ~」

「しっ!静かにして。お母さん達起きちゃう」

「へいへい」


階段をノロノロ上がるヨッシー。


「早く部屋入ってよ」

「はいはい。そんなに俺と触れ合いてぇのかよ」

「…違っ……!?」

突然、私の額に軽くキスを落とす。


「急かさなくても俺は逃げねェよ…?」


ドキッと高鳴る心臓。


「…う、うるさいやいっ!!」


「……フン」





‐私の部屋‐


「小梅…何してンだよ」

「決まってんでしょ?いつ襲ってくるか分かんないからね…」

只今、クッションを構えて、防御中!


「警戒しすぎ」

「だってアンタ、油断も隙もないもん」