二重人格君と、秘密の同居始めました。







「…ホント、小梅は大胆だよな~!お楽しみは後で取っておきたいんだろ?」

「…ち…違っ!」

「………はいはいはい、照れ隠しはやめろっての」


そう言って、私の輪郭を指でなぞる。


「…て、照れ隠しじゃないっ!!」

「…フ。このまま一緒に入るか?」

「は…入りませんっ!!//」


「……あ…小梅っ!」


私は隙を見つけ、風呂場からだしゅつした。





「……っはぁ…はぁ…っ…!」


―ドキンドキンドキン…


…うるさい、私の心臓。
収まれ!……っこの…。


そう思いながら、私はグッと服を掴んだ。