‐小梅side‐




風呂から上がって、部屋に入るなり、ヨッシーがボーッと私を見ていた。


聞いた所、熱じゃないみたいだったから、良かった。




「……ふ、風呂!風呂まだか?」


「うん!多分皆寝たから大丈夫☆」


そして私たちは、誰も起こさないようにゆっくりと風呂場へ向かった。





「じゃあ、着替えここに置いとくから」

運よく家を出たお兄ちゃんの服が残ってたから良かった。


「じゃあ、ごゆっくり…―――!?」


風呂場から出ようとする私の腕を突然、ヨッシーが掴んだ。