「………じゃあ、私も休むよ」

「…駄…目だろ…。どうやって風邪引くって言うんですか…、ばかですか…?」


「……っ」


だって、どうしようもないじゃんか。





その時、一階からお母さんの呼ぶ声が聞こえた。


「小梅~!!神谷君て子が来てるわよ~」



「……!!わ、分かったっ」


……大和、迎えにきてくれたんだ…!
どうしよう…。


「行きますよ、先輩……」

「…え!?でも…」

「神谷先輩……待ってますよ。俺は裏口から出ますから…」


辛そうにそう言い逃げるヨッシー。