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「朝よ、起きなさい~!」

いつもと同じように、お母さんが私の身体を揺さぶる。


「……ん~」


重い瞼を擦り、重い身体を起こし、うーんと背伸びをする。



お母さんが完璧に一階に起きた事を確認すると、私はヨッシーを起こそうと、クローゼットを開けた。




「ヨッシー朝だよ」

「…………」


ヨッシーは頭から布団を被っていた。



「……ヨッシー起きろーっ!!」


私はヨッシーの布団を勢いよく剥ぎ取った。


目の前のヨッシーに私は唖然とした。



「――…ヨッシー?」

「……ハァハァ…っ…」


だって、ヨッシーは眉間にシワを寄せ、辛そうに息をしていたから。


「ちょ…ヨッシー大丈夫?」