‐小梅::side‐
「「………」」
私より5歩くらい前を歩いているヨッシー。
これ以上しつこく聞くと、ウザいって思われるから、質問責めを終わりにした。
「……ヨッシー」
「何ですか?」
「ごめんね…?」
「…………」
私は今のこの空気が辛かった。
今まで通り、一緒に過ごせたらいいな…。
――
―
私たちはいつもの裏口から入り、ヨッシーを二階に上がらせた。
「……ただいまっ…」
リビングにいる両親に挨拶をし、友達の家に忘れ物をして遅くなったと嘘をついた。
「今日はお父さんいないんだし、あまり心配かけないでちょうだい」

