二重人格君と、秘密の同居始めました。






「……そんなに俺に帰ってきてほしかったんですか?」

「……!!別に…そんなんじゃ……///」


ヨッシーの然り気無い言葉に、カァッと顔が熱くなる。




―ギュッ…



「っえ!!ヨ…ヨッシー!?」


再び覆い被さる、ヨッシーの身体。


「…先輩……すっげぇ可愛い…」


―ドキン…


耳元で優しく囁かれる。


「……なっ、え…っ」


私は目をぱちくりさせ、話を変えようと、辺りを見渡した。


すると……


「………あ、雨っ!雨止んだみたいっ」



ちらちらと、速度を落とす雨。