‐隼人::side‐




ふざけんな…
なんなんだよ。


意味わかんねぇ……。
何であんな事になってたんだ…?

俺の意識がない間、何があったんだよ…。




“小梅が好きなのは俺だろ!??”


もう一人の俺がそんな言葉を残して、俺の意識が戻った。



「………っ」



―“…………ごめん隼人。私、やまぴーが好き…っ”



―ズキン……

ズキン…



何だよ、これ。
……痛すぎるだろ。




俺は白崎先輩からその言葉を聞いた後、辛すぎる現実を胸に抱え、暗くなっていく道を歩いていた。