二重人格君と、秘密の同居始めました。





「…ハッ…」


…笑えるな。

俺はサッカーしたくて入ったんじゃねぇ。

先輩たちと親しくなる為に入ったんじゃねぇ。



俺の目的は只1つ。


―神谷先輩には、白崎は渡さねぇ。


……させるかよ。





―ガチャ。



「―あ!きたきたっ。ヨッシー♪」

「!先輩……と、神谷先輩」



更衣室を出た先には、白崎と神谷先輩が俺を待っていた。




チッ…。
なんでいんだよ。


つい言いそうになってしまったけど、なんとか堪える事が出来た。



「帰ろう♪ヨッシー」

「俺もいいか?」


………!!??