二重人格君と、秘密の同居始めました。






「……それは前にやってたからだよね?」

私はヨッシーより先に、予想した答えを言った。


でも返ってきた答えは―



「――…やってませんよ」


「「…!?」」

やまぴーと私は驚いて言葉も出ない。



「やってなくてあれかよっ」
「あり得なくね?」
「嘘なんじゃないか?」


ざわざわと部員が騒ぎ始める。


そこへ―…


「おいおい。早く自分のメニューを達成しないか」

「監督……!……すみません」

「新しい部員だな!!よろしく」

監督はヨッシーを見つけると、笑顔で言った。


「よろしく、お願いします…」