二重人格君と、秘密の同居始めました。








「よろしく~!!!」

「試合とか一緒に盛り上げて行こーぜっ!ヨッシー☆」

「いや!!はやっちだな」

「いやいや~!よっくんだろ」



「は…はぁ…」

ヨッシーは、先輩たちの気持ちの良い挨拶(?)で迎えられた。


「そういえば吉屋。お前、以前にサッカーを経験した事があるのか?」


部員たちにちゃかされている中、やまぴーだけ真面目な話をし始めた。


………え?
やってたから入ってたんじゃないの…?


「…………どうしてですか?」

するとヨッシーは目線を下げ、小さく問った。



「さっきのシュート、経験者としか考えられない」