二重人格君と、秘密の同居始めました。






「良かったね、ヨッシー!やまぴーが優しくてっ」


ホッとした私は、ヨッシーを見て笑いかけた。



「…!そ、そうですねっ//」


ヨッシーも顔を真っ赤にし、私から目を逸らす。



「……二人とも、真っ赤だけど…」


私が不思議そうに言うと、二人は私の方を見て、口をぱくぱくさせている。



(白崎がそうさせたんだろ!?)


伝えようも伝えられない、二人の言葉。






やまぴーは手招きして部員を集めると、呼吸を整えて、ヨッシーを紹介した。



「…じゃ、じゃあ吉屋、自己紹介して」

「…1年の吉屋隼人です。よろしくお願いします」


やまぴーに言われたように、ヨッシーは簡単に自己紹介をした。