「……っないない!!!私の事は気にしないで!!」 「ふ~ん?」 可奈子が疑うように私を見る。 「……さっ!!部活行くよっ」 私は焦りを紛らわすように、可奈子を部活へ導いた。 「あやしい…」 可奈子の溢した言葉を聞かずに。 ―サッカー部。 「みんな頑張れ~!!」 「いいぞいいぞ~!!おっ!川島ナイスパスッ」 私たちはいつものように、チームの応援と体調を伺っていた。