―放課後。 「はぁぁ……」 深いため息をつき、机に突っ伏せる。 「こーうめっ!!」 「…わああっ!!??」 突然、可奈子が私の背中に飛び付いてきた。 「小梅遅すぎ!!携帯も繋がらねぇし、心配したんだぞっ」 「ごめんねっ!いつの間に寝ちゃってたみたいで……」 「…………何かあったのか?隼人と」 「……っへ!!!」 ―ドッキーン!!! “隼人”という言葉を聞いて、激しく反応する。