二重人格君と、秘密の同居始めました。






「はぁ…」


頬杖を付いて、小さくため息を付いた。



今日の私、なんか変かも…。

やまぴーの、言葉、行動にこんなにもドキドキしてる。


小学校と中学校の頃は、男子の中でやまぴーは、一番の仲良しだったし。

今日だって今までと同じに、関わってきたけど…―



同じに関わってきたのに…

……、なんだろう?


今日は何か、違う…。



「!」


―――ドクン…



………私、


意識するようになってる…?



“男友達”としてじゃなく…


“男の子”として…―――