私たちはやっとの事で、階段の前に着いた。 …しかし油断は禁物。 階段がある廊下には、ラーメン屋に続く入り口がある。 「ゆっくりね…。バレたらアンタここに居られなくなるんだから」 「そんな俺に居て欲しいのかよ。可愛い奴…」 そう言いながらヨッシーは、私を後ろから押し潰すように、壁に寄り掛かってくる。 「……ばっ!!ばっかじゃないの!!?アンタが居たらいい迷惑だしっ」 ってか、こんなとこ見られたらどうすんのよ!? 「素直じゃねェなァ~」