―ガンッ!!!



「………くっそ、意味わかんねぇよ」


俺は激しく座っていたベンチを蹴った。


わかんねぇ…
何なんだよ、コレ。
すげぇむしゃくしゃする。


ムカつく、ムカつく…。





「―…ヨッシーッ!!お待たせ~」


それからすぐに、白崎が駆け足で俺の所へ向かってきた。



「………」


何も反応しない俺を不思議に思ったのか、俺の顔を覗き込んでくる白崎。




「…ヨッシー?アンタ大丈夫…――ヨッシー!!??」



俺は白崎を置いて一人歩き出した。