‐隼人::side‐
走りたくなったからなんて、絶対嘘だろ。
「嘘ってどうゆう事…?」
白崎が聞いてくるが、それが妙に苛立った。
「さぁ、自分で考えてみてくださいよ」
「………」
嘘しかないだろ。
神谷って先輩、変におどついてるし…
それに……――
「……あ、ミーティング始まるから俺行くわ」
「じゃあ」と付け足して、神谷先輩は駆け足で部室へ向って行く。
「ね、どうゆう事なの」
「うるせぇな。黙れ」
中々分かろうとしない白崎につい、タメ語が出てしまう。
イライラする……。
何でこんなにイライラするんだよ。

