「昨日待ち合わせに、みぃちゃんが
来ないって、お客さんから
連絡があって。」
私あのまま寝ちゃって
あっ…
「すいません!昨日
忘れてて」
あっ嘘ついちゃった。
「いいよ。それよりなにか
あったんぢゃないかと思って
心配で心配で。…無事でよかった。」
心配なんてしてもらえるほどの
人間ぢゃないのに、私なんて。
「昨日忘れてたなんて嘘でしょ。
なんで嘘つくの?」
えっ
「嘘なんてついて…「だって、目が
凄い腫れてる。泣いたんでしょ?
こんなところで寝てたし。」
抱きしめていた博人さんの
腕の力がもっと強くなった。
「俺には強がんなくていんだよ?
辛いこと、悲しいこと、なんでも
話してよ。みぃちゃんが心配
なんだ。いつも笑顔で
いるけど本当は色々抱えてるんでしょ?」
博人さんの唇が
私の唇にふれた。
