「小早川 凛桜」 その時だった。 ザァーっと余計に騒がしくなり、 そして、 その音さえもなくなり、 一瞬にして “無”になった… えっ…? 今、何が、起こったの? あまりにも唐突で一瞬の事だったので、頭が動揺して真っ白だ。 ただ、はっきりと覚えていたのは 小早川 凛桜 コバヤカワ リオ その名前と少女の姿だけだった。