日付は変わり、とうとう卒業式となった。 私は、屋上にいる。 「光明。 今日、学校これるか分かんないらしいな。 合格通知来る日だから、来たら学校来るって言ってたけど…。」 「大丈夫。 光明は。 学校に来て、いい発表するって信じてるから。 みきもそう思わない?」 「あぁ…。」 恋さんは、ずっと、校門の前に立っている。 光明を待って。