「痛いから! なんだよ!」 私は髪の毛を引っ張られ亜美ちゃんの所に放り出される。 で、三年生からの痛い視線。 「コイツ。 実くんとつき合ってる女! しかも、みきくんと明くんと直也くんと光明くんと美鈴くんとかイケメン家族と仲良いヤツ!」 「私… みきと明兄ちゃんと直也兄ちゃんと家族なんですが…?」 「コイツもモカついてるんだよね! 一緒にやろか!! てか、アンナって言う女もモカつくんだよね!」 亜美ちゃんを見ると少し涙目になっている。 「あんたら何よ!」