「ごちそうさま!」 みんなが皿を下げ学校に向かう。 ぶー! ぶー!というその音に気づき後ろを向く。 「あるこーあるこー!」 直也兄ちゃん。 呑気に歌てっるね! じゃなくて、 「車渋滞しとるやん? 何列で歩いてるの? 5列で歩くんじゃねー! 道が混んでる!」 「あっ! ほんとーだ! みんな一例!」 美鈴くんが指示する。 「助け「あるこーあるこー「静に!」 「助けてー!」 女の子の悲鳴が聞こえる。 私。 小倉みう。 助けに行きます。