【乃愛side】 朝から女が女をお姫様抱っこで登校!なんて光景は滅多にないと思う。 ていうか、ないと思う。 周りの視線を気にしない私は、彼女を抱いたままスタスタと保健室に足を運んだ。 ◇◇◇ 保健室にいた先生に、彼女が怪我した事を伝えて保健室から出ようとしたとき、背後から声がした。 「先輩っ!ありがとうございました!」 椅子に腰をかけている彼女が私に向かって叫んだ。 微笑みながら「どういたしまして。」と言いながら保健室を後にした。